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コラム

[中小フィットネスジムへの期待(仮)]#3 成功するフィットネスジムと失敗するフィットネスジム

その他

真島

2019-08-01

この記事は、前回の『[中小フィットネスジムへの期待(仮)]#2 大型総合フィットネス、24時間フィットネスの限界』という記事の続きになります。

この記事ではいよいよ中小フィットネスの成功や失敗という部分にふれていこうと思います。

 

 

ダメになる中小フィットネスの典型例

私がこの業界に関わるようになったのが20代の前半頃でしたが、この業界の特徴としてちょっと驚いたのが、大手の真似をみんなしたがるということです。どの業界も似たようなものかもしれませんが、特にそのような傾向を強く感じました。

いや、真似自体は悪い事ではないです…。が、本質的な部分を見失うと致命的になってしまう危険性があり、そのリスクを多くの人達が気づいていないように感じたのです。

どういう事かと言うと、大手は大手なのでマーケティングや投資などのノウハウ、その他圧倒的な情報量と体力があり、それらのリソースをフルに活かして競争しています。
つまり、中小の目線で言えば大手のやり方の表面的な部分は真似できても、そもそも中小の場合リソースが無いので、とてもじゃないけどたえる事ができないのでうまくいかないということなのです。

例えばもう少し違う言い方をすると、お客さんのイメージや体感した感覚と、事業主側の見せたい・やりたいイメージ『ズレ』が起きる場合、お客さんの満足度が低くなるため、かなり早い段階で客離れが起きる可能性が高いかと思います。
あとは、広告手法を真似した場合は資金が足りなくなったり、人という資源が足りなくなったり、様々な歪みが起きてしまいます。

ダメになる中小フィットネスの典型例は、『自己評価が出来ず、大手がやってる目に見える表面的な部分の真似をしてしまい、ダメになるパターン』です。

【第一回目コラム】【第二回目コラム】でもふれた、不動産業的な大手総合フィットネスや24時間店舗のやり方を真似した場合などはかなり顕著にその傾向が現れ、早い段階で競争力が無くなり、撤退を余儀なくされる可能性が高いでしょう。

 

成功するフィットネスジムとは?

成功する方法というのはどんなビジネスにも無いのですが、失敗しにくく成功しやすい方法ならあります。

中小フィットネスの場合、大手の真似をするのではなく、逆に大手には真似出来ない自分達にしかできない強みを見つけそれを追求し、打ち出すことです。

例えば、テーマ系フィットネスやスタジオ系フィットネスのベクトル(方向性)は、差別化しやすいのもありますし、自分達だけのオリジナルノウハウを追求しやすいので、とても良いのではないかと思います。

やり方さえ間違えなければ、規模が小さい場合は、スタッフやインストラクターなどのマネジメントも比較的やりやすいため質の低下も防げますし、また、提唱するメソッドも浸透させやすいはずです。

ちなみに実は大手であっても基本的に考え方は同じで、中小や競合には真似できない事をやります。(と言うか、大手はいつもそれを意識的にやっていますね。意図的に参入障壁を高くしたりもしていますし。)

大手には大手のやりやすい形(大手の強みを出せる形)があり、中小には中小にしかできないやり方があります。大手と中小は全然違うということをはっきりと意識する必要があるのです。(そう考えると、事業を構成する一部分だけ真似しても上手くいかないのは目に見えていますね。)

そして、リレーションシップのマーケティングというか、顧客との関係性をしっかり作っていくことができる小回りの効く中小フィットネスやパーソナルジムなどは、一度自分達の位置を掴んでしまえばあっという間に人気のフィットネスジムになるでしょう。

そのようなフィットネスジムと、運動初級・初心者(【第二回目コラム】で書いた2番以降の人達)が結びついてくると、いよいよアメリカやイギリスのようにフィットネス人口ももっと増え、多くの人の健康寿命の延伸に繋がってくるのかなと思います。

ということで、

まとめると、大型総合フィットネスや24時間店舗は今後ある程度淘汰されると思いますが、フィットネスノウハウというよりはビジネスの仕組みが強い所が残り、顧客も運動中級者〜上級者で固定。そして、その他の中小フィットネスは、メソッドやテーマにちゃんとした裏付けと強みがある店舗に、初心者をはじめとした新たな顧客の目が向いて行くのではないかと思います。

第三回目はここまでになります。

 

 

[連載コラム:中小フィットネスジムへの期待(仮)]

【第一回目】#1 フィットネスクラブのタイプわけ(考察)

【第二回目】#2 大型総合フィットネス、24時間フィットネスの限界

【第三回目】#3 成功するフィットネスジムと失敗するフィットネスジム(←イマココ)


この記事を書いた人:真島

真島

【プロフィール】

銀座で働いていた元社長です。マーケッターでもあります。スポーツやフィットネス業界に関わるプロジェクトに多数の参加実績アリ。マーケティングの他にフィットネス用品などの販売も行い、大手フィットネスクラブから中小ベンチャーまで幅広く取引をしていました。

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